異業種からでも転職しやすい運送業界
異業種からトラック運転手への転職を考えている人もいるでしょう。どの業界でも人手不足が取り沙汰されていますが、トラック業界も同様の状況です。自動運転のトラックを導入する企業もあるほどです。90年代と比較すると、トラック運転手の数は10%くらい減っています。少子化や多様化する仕事の影響はもちろん、減少傾向にある給料も響いていることがうかがえます。平均年収は400万円前後とされており、中高年で転職する場合は下がる可能性もあるでしょう。
ただ、中型や大型免許などの取得支援制度を設けている企業は多く、異業種からでも転職しやすい職種となっています。つまり給料を貰いながら大型等の免許が取れるので、自己負担がないということです。それから、福利厚生が手厚い企業も増えていて、入社祝い金が貰える場合もあります。
そして人手不足にあえいでいる運送業界では、中高年の転職であっても歓迎されることがほとんどです。運転が好きだったり、体力に自信があったりするだけで適正があるといえるでしょう。中高年で新しい仕事を覚えることが不安だという場合でも、見習い期間に先輩ドライバーのトラックに同乗して仕事を覚えることができるので、心配は不要です。
また、長距離並びに長時間の運転で事故を起こすドライバーがいることから、長距離ドライブに不安を覚える人もいるかもしれません。しかし、中継地点を設けて荷物を他ドライバーに渡すといった運送方法が導入され始めています。転職する際には給与だけでなく、安全面においてどのような取り組みをしているのかもチェックするといいのではないでしょうか。